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タクシーの交通事故で客がケガをしたかのように装い、タクシー会社から損害賠償金・計約112万円をだましとったとして男ら3人が逮捕されました。

　詐欺の疑いで逮捕されたのは、北海道倶知安町に住むタクシー会社・元社員の50代の男と、神奈川県に住む50代と40代の男の計3人です。

　3人は共謀し2017年7月から10月までの間、タクシーの事故で客がケガをしたかのように装ってウソの書類を作り、札幌市白石区のタクシー会社から損害賠償金・計112万3550円をだましとった疑いがもたれています。

　翌2018年5月にタクシー会社の代表者が警察に被害を相談し、約4年後の5月24日に逮捕されました。

　警察によりますと、元社員の男は以前このタクシー会社で事故の調査を担当をしていて、2016年に物損事故が起きた際、客がいてケガをしたかのようにウソの書類を作っていました。

　3人の詳細な役割は捜査中ですが、調べに元社員の男は「当時、自分が働いていた会社をだまして金をとったことは間違いありません」

　神奈川県の50代の男は「倶知安町の男と一緒に金をだましとったのは間違いない」

　40代の男は「他人の名義の口座から金を引き出したのは間違いない」とそれぞれ容疑を認めています。

　また警察は、3人のほかにも事件に関与した人物がいるとみて調べを進めています。